難波のデリヘルで風俗嬢に恋をした

デリヘルの謳い文句でよくあるのが、「ホテルでふたりきり、ぬくぬくの恋人気分を味わえます」。
しかしトゥーシャイシャイボーイな俺は、一度たりともそんな気分を味わったことはなかった。
そう、あの夜までは。
お相手のコは、透き通るような白い肌がモチモチと吸い付いてくる上玉で久しぶりの当たりに浸っていた。
と、ここまではよくある話。事件は一発ヌキ終わった後に起こった。
「あたし、ド田舎から出てきてん。声優になりたくて。でも、もう夢を諦めようかなぁ」。
世間話がふとした拍子に身の上話へ転じ、ここでは書けないような悲劇の連続が語られた。
気付くと俺は、彼女の細い体を折れるほど抱きしめていた。
声をあげて泣きながら。そう、紛れもなく、俺は風俗嬢に恋をしたのだった。